ご挨拶

日本医療マネジメント学会 第25回北海道支部学術集会
学術集会会長 小池 雅彦
(独立行政法人地域医療機能推進機構 札幌北辰病院 院長)
このたび、日本医療マネジメント学会 第25回北海道支部学術集会の会長を拝命し、2026年10月31日(土)に、ホテルエミシア札幌にて開催させていただきます。
現在、北海道の医療・介護を取り巻く環境は、かつてない局面を迎えています。少子高齢化の加速による医療需要の変容に加え、物価高騰や人件費上昇、厳しい診療報酬体系など、経営面での苦境は依然として続いています。こうした困難な時代において、私たちが地域医療を維持し、質の高いケアを継続していくための鍵は、組織や職種の壁を越えた「真の協働」にあると確信しております。
今回のテーマは「地域包括ケア時代における多職種協働の進化とマネジメント」といたしました。
これまでも「多職種連携」の重要性は叫ばれてきましたが、今は一歩進んだ「進化」が問われています。単なる情報の共有に留まらず、各専門職が経営的視点やマネジメント能力を共有し、限られた資源をいかに最適に活用して地域を支えるか。また、前年度のテーマでもあったDXの知見を土台としつつ、いかに人間味のある、かつ効率的な協働体制を再構築するかが重要です。
本学術集会では、地域包括ケアの深化に向けた具体的なマネジメント手法や、多職種協働の成功事例を共有し、参加者の皆様が明日からの実務に活かせる「実践の場」となることを目指しております。メインテーマに沿った演題はもちろんのこと、日常の業務改善や創意工夫を凝らした一般演題も広く募集いたします。
四季折々の美しさと都市機能が調和するここ札幌は、道内各地から多様な知見が集まる交流の拠点でもあります。緑あふれるこの地で、皆様と直接対面し、職種の垣根を越えた熱意ある議論を交わすことができますことを心より楽しみにしております。
本学術集会が、皆様や各医療機関にとって、地域包括ケアの未来を切り拓く一助となることを祈念し、開会のご挨拶とさせていただきます。